熱海1
熱海2
まず、“熱海秘宝館”がどんな所なのかは検索すればすぐに出てくるので、ここではあえて説明しない。(笑)

今から約30年前の開業以来、施設の入口付近でエンドレスで流されている曲を、サロメの唇というインディーズ・バンドがカバーした。

原曲は作者・歌唱者共に不明である。
あえていうなら、入口の横で竪琴を片手に鎮座するこのマーメイドが歌い手であろう。
レコード化はされなかったらしいが、熱海秘宝館の公式HPで聴ける。

サロメの唇のカバー盤は2009年にリリースされたが、現在は廃盤。
発売当初より倍以上の価格でしか手に入れられなかったが、当初価格の1,050円が安過ぎる。倍以上の対価で正しい一枚である。※2017年、リマスタリング盤が再発されました。
情緒的なギターのアルペジオとマンドリン、伸びやかなボーカル、幻想的なコーラス。
曲としての素晴らしさは、CDとHPを聴いてもらえれば十分に感じることができると思うが、この曲がいかに完璧であるか、そのカバーの完成度の高さを知るには、やはり熱海秘宝館という場所に実際に訪れてみるのが一番よい。

それにしても、馬鹿げた下ネタ系の企画にしては、それを取り巻く芸術のクオリティが異様に高いという例はしばしば見られる。
時の流れは世の中を洗練してきたが、その中で淘汰されてもおかしくないと思われるものが、ある時ふと、今更のように甦ることもある。
時の流れは面白い。
今から何十年後にもそんなことが起こりうるのだから。