冬の夜は凍えながらも
雨が雪に変わらないかと
ひそかに心で待つのです
クリスマス・イヴの前の前の夜
永くホームに佇んでいたわたしに
雪のようなアイスクリームを
あなたはくれました
口にふくんだ甘さとしあわせで
わたしは小指の冷たさも
忘れてしまいました
冬の朝は陽だまりの
雪が音もなく消えてゆくのを
あわい気持ちで見ています
とうとう熱にうなされた朝
アイスクリームの白さと同じだよと
あなたが飲ませた薬が苦くて
わたしは咳をしました
膝に散った薬の白い粉を
雪のようだねと笑うあなたを
嫌いになりました
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